役に立つことは何も書いてない
滋賀県の近江八幡市に「ボーダーレス・アートミュージアム NO-MA」という、障害者の絵画や造形作品を主に展示している美術館があります。数年前にここを訪れた時、施設で生活している、精神に障害を持つ男性の作品をいくつか展示していました。作者を紹介するパネルには「常に作品を作り続け、職員が片付けてもすぐにベッドの上がいっぱいになってしまう」とあり、この一文を見た時、私は「仲間がいた!」という思いにうたれました。
何かしらないけど、変な物語ばっかり書き連ねている人、というのはあんまり普通じゃないと自覚していましたし、でも止められない、という事でかなりの後ろめたさもあったのですが、この展示を見て、自分も彼と同じであると深く納得しました。というわけで、開き直って飽きもせず書き続け、私のベッドの上から溢れた物語の置き場所を求めて、このサイトに間借りしている次第です。
追記(2023年10月)
しばらく更新していなかったので、ブログのリンクも外れていましたが、復活させておきます。
ぽこりん(nyanpokorin)名義になってます。
ハニー、こと私。心は女子ですが、世間一般には男子とされてます。 学業、バイト、サークル、ともにドロップアウト寸前の京都に住む大学生ですが、東京から来た素敵な女性、桃子さんに無茶振りのお願いをされました。 貴船で丑の刻参り。 なんか本気みたいです。行くしかないんでしょうか。
放浪癖のあるお父さんがまた家を出て、自立を決意したお母さんは資格をとるため東京に。残された鈴香は伯父さんのところに預けられたけれど、そこは寂しい山寺。おまけに先客の居候がいた。彼の名前は仁類。オレンジの髪で、背が高く、少しぼんやりしている。だって正体は狸だから。
ゲリラ豪雨の夜、引きこもりだったお兄ちゃんが姿を消した。土砂崩れと、拾ったレモンイエローの石、そして東京からやってきた綺麗な双子の姉と弟。花奈子の周りでは不可解な事が次々と起こり、やがて幻のような獣が現れる。
古の技でスズメバチを操る女子高生美蘭。 猫を操る双子の弟、亜蘭を手下に迷子の猫探偵で小遣い稼ぎ。うわべは女子だが心は男子の勇斗とつるんで退屈な学校生活をしのぐ日々。 しかし亜蘭が猫探しのさなか、監禁された少女と出くわしてしまい、美蘭は彼女の「解放」に手を貸すことに。
編集プロでバイトをしている開店休業中の彫刻家、勇武。 とある邸宅での写真撮影を頼まれたものの、そこに住む少女美蘭と双子の弟亜蘭は、何か一癖ありそうだ。 「猫少女縁起」の続編ですが、単独で読んでも大丈夫。