個人宇宙艇をレンタルして恒星間旅行にでかけた。高等な生命体のいる星に遭遇した私は四年ほどその星にいた。その星人たちの趣味は
これは私が友人より聞いた話である。2012年7月の暑い日…男の元に一通のメールが届いた。メールには複数枚の写真ととあるファイルが添付されており…こう記されていた。 「閲覧注意」ただひと言そう記されたその文字がやけに印象的だったと彼は呟く。男はその文面を見ながら思い出していた。そう…あの事件が起きたあの日もこんなふうに蝉が煩く鳴いていた初夏の夕暮れだった。
列車に乗り込んでくる人につれて、屑男の過去が時系列順にあらわになっていく。 そして木更津は実は「来去不(きさらず)」で黄泉の国の入り口だった。 軽いミステリー・ホラー形式にして、話の面白さと展開で読者の興味を引っ張りました。 ストーリー構成と形式に気を配った1作。
その町では特産品、酒、味噌、醤油をつくるときに、樽の蓋を少し開けておく風習があった。発酵をたすけるあらた(新)神が入ってほしいからだ。
C国首脳の指示により首都圏近郊20市町でC国工作員による同時多発誘拐殺人事件が発生した。警察庁特殊部隊の活躍によりその事件は終結したが、数か月後首都圏を停電させられ殺人強姦放火テロ事件が発生した。東京は、日本はどうなるのだろうか。
如何に好い女でも遺体で登場されたのでは。 巡って来たはずの幸運が、たちまち凶事に転じてしまった。 窮地を脱する手段を見つけることができるのか。
新唯美主義的小説、第一弾「シャレコウベダケの繫殖」。 地面から首から上だけを出して骸骨と化した死体が全国で発見される事態に。体を土に埋められて時間と共に腐り果てていく過程の肉や髪等の崩壊の様が綺麗で、その過程に人間の営みの中の邪悪が絡みついている。 それが全国規模で起きる。 生きる上でどうしても邪な心になることもある人間を描いて、少しだけミステリー調にした作品です。 新しい美は「芸術のための芸術」ではなく、人間の心、生活に密接に関わって、その中で最大の爆発を起こすものです。その中でも、陰の部分にフォーカスを当て、陰に染まりきった人間の弱さの美が、醜悪へと結びつくので面白いんだと思っています。
†インマヌエルシリーズ・結† Even though I walk through the valley of the shadow of death.... 【 Lost Hexagram 】 ……一緒に、来る? 黒い翼の「悪神」は誘う。鳥籠に隠れる翼の悪魔へ、暗い扉の向こうで笑う。迎えはいつでもここに在ると。貴方が堕ちるその日を待つと。 image song:Red Moon by Kalafina
†インマヌエルシリーズ・外縁† その小さな幻想の世は、神の宝箱と呼ばれる世界。数多の「神」がヒトに宿り、「力」を与えた時は遠い。ヒトを隠して降りる「神」は、やがて災いの代名詞となる。 昔、ある少年の守った黒い鳥がいた。長い時の中で「悪神」に囚われていく黒い鳥は、己の青い炎と共に重い役目を少年に渡す。 image song:Wherever I Go by OneRepublic