事故で両親を失った僕のもとに、突然現れた女の子。 そのことのやり取りを通じて、一歩だけ踏み出せる力を取り戻すノスタルジー系短編小説。
突然ケータイにメールが届いた。知らないメールアドレスからだった。 『やぁ、神崎君。元気にしてるかい? もう、恋い抱くクラスメイトの大島由実には告白しただろうか? 何で知ってるかは後々気づくだろう。それより明日の放課後、君の大好きな大島由実は図書館前の横断歩道で車に轢かれて死んでしまう…』 助ける方法は…。※続きは本文へ。
「ねぇ松山君、もう一つの世界って信じる?」と僕の前の席に座る、長い黒髪の安藤沙紀は後ろを振り返るなりそう話しかけてきた。「は? もう一つの世界って?」…。※続きは本文へ。
最強のサイキックと呼ばれ、名を隠しながらサイキックの少年少女を手助けする女性がいた。四人の関係を見た彼女は、彼らに休息を命じる。 「子供らしいことをしなさい」 そう言った彼女は、四人の少年少女に様々な条件を付けた。その一つに、男女二人で一組ずつに分かれて行動せよというものがあった。 星をみるひとの二次創作です。しば×あいねのカップリングものです。 微笑ましいほのぼのを目指しましたが、二人とも頭が回るため妙な方向に議論が進みます。
2017年11月発行「清澄 VOL.2」収録。「ボクはコッダカネリエ。群生クラゲ型地球外生命体だ」卒業生を名乗る不可思議なETはかつての友人の秘密を求める。キーワードは「秘密を隠した夜のプール」……青春の幻想奇譚。
「知ってましたよ。カナタさんは優しいんです」 極力人間関係を絶ち、コンピュータの前で日々を過ごしていた少年・カナタのもとに来訪者が現れた。 そいつは電子の世界から、流れ落ち、彼の生活をかき回しいく……これは強がりな少年の心を砕く物語。 後編→https://slib.net/74700
「カナタさん、わたしはわたしの大切な人を守りたいんです」 小さくてちっぽけな、しかし彼にとっては重たい一歩を踏み出したカナタ。 それでも大差ない生活を始めた彼の下に恩師からの連絡が届く。 意味不明なその文面は穏やかな日々に警鐘を鳴らすもので…… 「迷える星の集う空に(前)」(https://slib.net/74590)の続編
自分に宿る験力が原因で友人を失った真藤朱理は、その能力をコントロールするため祖父の元で修行をする決意をした。 母と叔父は最後まで験力の封印を望んでいたが、それは出来ないと祖父から言われる。 朱理に験力を持つ事の意味を教えるため、母は自分の過去を彼女に追体験させる。
同級生の唐木から、自由研究が完成したので見に来て欲しい、とのメールあった。イヤな予感がする。いや、イヤな予感しかしない。おれたちの高校には夏休みの自由研究がある。文字通り内容は自由なのだが、自称未来の大発明家で、親が大富豪の唐木の作るものは、高校生のレベルをはるかに超えているのだ……
【第139回フリーワンライ】 使用お題: 飛び込んでみた先は あらすじ: 僕は挑戦すると告げた。彼はやめておけと制した。 それでも突き進んだ先に僕が見たものは――。 備考: Twitterで開催しているフリーワンライに参加した際の作品です。 久々にホラーじゃないお話を書いた気分です。 超備考: 新作書いたらTwitterで告知してます。宜しければ。 http://twitter.com/drawingwriting
いつか見た夢。 いつか願った希望。 いつか信じた未来。 ありふれた時の中で生き、普遍的な価値を持つ社会に何気なく生きる残像たち。 未来の終わりを変えることができるのは、かつての物語の主人公たちだった。 室馬醒司。桜舞ハルカゼ。時覚仁。 彼らの愛の影が世界に終焉をもたらす時、物語は究極の結末を選択する。
地球は、地球外生命体セラフィムの侵略によって崩壊の一途を辿っていた。 そんな中、メシアと呼ばれる人型戦闘兵器の登場により、人類は抵抗の意志を見せはじめる。 http://e.z-z.jp/bbs.cgi?id=kings&p3=&th=&style=1&wr=1
円満と言えない家庭で四苦八苦する父親は、かつてモテていた時をよく思い出しては自分を慰めていた。 別の人を選んでいれば、幸せな人生があったのかもと、後悔に生きているなか、小汚い老人と出会う。 その老人から渡された、胡散臭いおもちゃは、特別な力を秘めていた。