あらすじ:妻を奪われた喜林義郎。取り返すために武芸を磨き、国の主にまで昇りつめます。しかし、やっと見つけたその仇は、これから同盟を結ぼうという隣国の君主でした。同盟の条件として人質を提示する義郎でしたが、そこに敵の城門の開く音が響き渡ります。
あの冬の日に役割を終えたみたいだ。それは解ってた。だって全てが完成していたから。でも、こうして生きている。神よ、何故、私は生きているのですか?
あらすじ:荒和二年十二月、盗賊・出海浪親は猟師である蟻螂の山小屋を襲撃し、その妻・穂乃を奪い去りました。浪親はその後、領主の城も取って国の主となり、いずれ天下を治め戦のない世をつくると宣言します。一方妻を奪われた蟻螂は、盗賊を見つけ出し妻を取り返すため侍となっていました。持って生まれた怪力で次々と手柄を立て、領主・喜林臥人の娘を妻にして喜林義郎と改名します。生涯の敵として出会った二人は、お互いの素性を知らぬまま、同盟ための会談に臨むのでした。
拝啓、僕を失った世界たちよ 神を失った世界たちよ 僕の期待を裏切ったのはそっちだ いいや、奇跡も平凡に帰すものだからか ならいいんだ 神を失った文明は衰退するだけ 全てに意味は無いのだから この無意味な世界で愛を為せ それが唯一の意味となるから