〔 —部屋で何度も 何度も 聴いていた歌があった— 〕 現実を受け入れられずに、自分の世界に生きる少女の物語。 忘れられない、大切な人、景色、歌…。 そんなものたちに、触れたくなる作品です。
この世界“フェル・アルム”では、平穏無事な日常が続いていくはずだったのに……。 北方の 高原に住む羊飼いの少年が、銀髪の少女と出会ったことから、運命は廻りはじめ、やがて世界創造の秘密が明らかになる。 だが世界では徐々に歪みが生じ、崩壊 への道を歩み始めていたのだ――! 大気杜弥が綴る、大長編ファンタジー作。
夢とか目的とかそんなもの事後報告だ。やる奴が結局勝つのだが、私は精神病になった。 私は以前は頑張れる人間だった。でも、いまはどうだろう。自堕落の極みではないか。 いのちを思い出せば、また戦える。
私がなぜ精神病になったか、それは自己を見つめすぎたから。 私がなぜ破滅したのか、それは身を清めず神に祈らなかったから。 この経験を言葉にしたかった。