「校内に落ちているおはじきを7つ拾い集めると、願いが叶う」という噂を敦は耳にする。このところ元気のない紗羅は、なぜかその噂が広まると困るのだと言う。夏休みを目前に控えたそんなある日の夜、紗羅は突然敦の家にやって来る。なかなか用件を切り出さない紗羅。その時電話がかかってきて、敦のクラスメイトの持田メイが行方不明となっていることが判明する。「犯人は自分なのではないか。」疑いを拭えない紗羅。紗羅と敦は敦の友人たちとともに、メイを見つけるため夜の学校に忍び込む。※「小説家になろう」にも投稿しています。
序章では薄いですが本編はがっつり同性愛要素がでてきます。
あなたはねえさんの生まれ変わり。芋虫が蛹になって羽を生やして蝶になって出てくるみたいに、だんだんねえさんになるのよ。 十三夜、月見の夜に死んだあの子のお話。
婚約者の玲子から電話があった。会社の帰りに研究所に寄って欲しいと言う。イヤな予感がした。というより、イヤな予感しかしない。それでも、寄らない、という選択肢がないことは、自分でもよくわかっていた。ぼくは小さな出版社で、先端科学関係のライター...
幕末とは、長い間続いた徳川幕府の末期の時代を指します。 そんな激動の時代に、彼らは何を考え、何を思いながら死んでいったのか。 そんな時代を生きた、とある二人の物語。