生きる。 生きない。 死ぬ。 死なない。 この選択肢のどれを選ぶかで、人の人生なんてものは大きく変えることができる。 自殺に手を伸ばした者たちは、生きるのが辛くて死んで逝った者が多いのであろう。 この先の人生何があるかなんて誰にもわからない。 けれど…それは死んだ後も同じことが言えるのではないだろうか? このお話は、そんな自殺に手を伸ばし命を落とした者たちのその後の物語。 ※グロテスクな内容も混ぜてお送りしています。
幸典は、誰もいなくなってしまった世界で一人、犬に囲まれて暮らしている。 元はスキー場だった斜面に面したロッジのひとつで、静かに日々を送っていた。 だがある日、禍々しい影が、彼の世界に侵入した。
ゼネコンの東京支店長っであった主人公は、突然の辞令で資材センター長に左遷される。そこには多くのリストラ要員が送り込まれており、主人公の任務は首切り。会社の方針に逆らって、かつての同僚達に就職先を斡旋していたのだが、経営陣に復讐しようとする男の引き起こす事件に巻き込まれてゆく。
純粋無垢な女優が悪役を演じるために手に入れたもの。それはマリス(悪意)を栽培するキットだった。 最後にあとがきもご覧ください。
腕が、箱のなかで、入っていた。 血まみれの腕が、第一間接から、 箱のなかで、切れていて、 とても綺麗に、赤く染まっていた。 それは、とてもとても、綺麗だった。
要が死んでから五年後。 彩は、友達と共に神社の前を歩いていた。 気がつくと、足元には雪が積もっていた。 そして、彩はあのときのことを思い出す。 現実接近型短編小説、最終章
黒崎は、彼女の彩にスキー旅行に誘われる。 スキー旅行は一風平凡に楽しみ、終わるはずだった。 しかし、スキー場は吹雪に襲われてしまう。 そして、彼らを惨劇が襲いかかる………!!!!
序章の続きとなります。 気になる方は序章からお読みになることをおすすめしますが、 分かる人は分かっちゃうかもしれません。 そんな物語書いてます。
要はもう戻れない。 精神が、死の穴へと落ちきってしまった。 死から逃れる術は、ない。 彩はなんとか要を引っ張りあげようとしますが、 全て無駄でした。 彼は、精神が死んでしまっていたのだから。
要は人としてやってはならないことをした。 それは、無差別の殺人及び、突発的な殺人である。 要は、この世界に戦いを挑んだ。 しかし、たかだか人1人ではこの世界には勝てない。 要は、最低で、最高だった。
要は、疑心暗鬼に取りつかれ、 殺人鬼へとなった。 そして、要はやってはならないことに 手を染めにかかる…!!!! 現実に起こると思いますか? このような惨劇が。 起こるに決まってます。 ここは断然された世界なのですから。
彩…ごめんね。 僕は君を信じられない。 だって、世界がおかしいんだ。 ラジオやテレビだって、おかしいじゃないか。 なんで浅野さんと彩には聞こえて、 僕には聞こえないんだよ!!!! そんなの…許せるわけ無いだろ!!!!
浅野の余計な一言で、 要はもう戻れなくなってしまった。 穴の上から戻れなくなったものは、 ただ落ちるしか無いように、 彼もまた、疑心暗鬼に突き進むしか 無かったのだ…