追憶と葬送。 追憶は未来の僕が思い出せるように。 葬送はあの日の僕を見守るように。 だから僕は詩を紡ぐ。
残酷にも、記憶は絶対ではない。いずれ忘れゆくものだ。だから僕は小説を書き、詩を紡ぐ。あの日の僕への葬送と、未来の僕への追憶のために。
私にとって、人生のあらゆることがどうでもいいことなんだ。なぜならばあの冬の日に甘受した絶対永遠なる至福に比べるとすべてが些末なことに映るからだ。私はまた安らかに死にたい。きっと願いが叶うのは全ての使命が終わってからなのでしょう。
嗚呼、もう一度ラカン・フリーズの門の先へ。今度は引き返さない。それがきっと僕の涅槃。僕が死ぬときにきっと解る。 否! 掴め。掴めよ、その手で。生まれてきた意味も、愛も悲しみもすべて!