夕焼けを討つ
さよならの後に 続きがあるなら
昔からずっと聞いてみたかった
言葉の数を数えたことはないけど
きっと無限じゃないって
誰でも分かってた
立ちあがろうとした時に
手を出してくれるかどうかは
僕のその時の 顔の角度次第だ
夕焼けを討つ
綺麗なものを閉じ込めて
文字に羽根が生えたら 浮かんでいく
さよなら さようなら
「続きはまた明日」
聞けないから今教えてよ
聞こえないからもっと、側で、横で。
しょうがないって諦めて
ひとりで立ち上がった僕らは
ひとりと、ひとりから
ふたりと、ひとりへと
最後の時計の針は
引っかかったように動かなくて
時が止まった訳じゃないのに
囁きと時間 凍て憑く
君なんてもう見たくない 僕の顔の角度は
夕焼けを討つ
美しくてもう要らないよ
音に乗せた波動 水飛沫
さよなら さようなら
「後書きはまた今度」
終わらないのなら続けるから
終わらないようにまだ、書ける、から。
泣いちゃってごめんね、辛かったよね
命だって分かってるのに
解ってるのに…
君だってひとつの心と
君だってひとつの命で
生きていたんだね
分かってたんだけどな、ずっと、、ずっと
泣いちゃってごめんね。
さよならの続きは
その言葉に、次があるなら
“また逢いましょう”
君を連れていった神様が
少しずつハッキリと見えた
君を奪っていった神様も
泣いていたんだね、辛かったよね。
命だって分かってるのに
解ってるのに、判ってたのに
夕焼けを討つ
綺麗なものを閉じ込めて
文字に羽根が生えたら きっと君の元へ
さよなら、ありがとう
「続きは私の生きる未来」
終わらないように、書き、続けるよ
終わらせないように、描き、続けるよ
…抱き締める
ソラ、カゲが伸びて
私を創る
私を創るんだね
泣かないよ、さようなら
「…続きはまた明日」
君が目指した場所
私と目指した場所
さよなら、さようなら。
夕焼けを討つ