真っ赤な虫を捕まえた男。赤い虫と会話をしていくと、虫は虫でも精子だった。
ペンキで過去を塗りつぶしてしまう。よくある話だが、ある男の滑稽譚。
パパが木になった実を発行させるために粉をまぶした。粉は果物を甘くする虫たちだ。甘くなった果物をがぶっとかじった。おいしい。パパが唾液の中の果物を甘くした虫を顕微鏡で見せてくれた。
彼の作ったロボットはワインの味ききができるだけではなかった。
一生友達だかんね。
鳥人がある星に降り立った。その星の住人は終局を迎えた生命形態をしていた。
最終急行に赤子を残して降りてしまったお母さん、最終急行の行方は
2008年2月初稿/「未詳02」2008年掲載作品
2008年2月初稿/ユリイカ2008年5月号選評欄,2010年六本木詩人会WEBで発表
YouTubeで視聴したミュージックビデオからイマジネーションを想起させられた詩を置いています。