Livedoorブログ主催「ライトなラノベコンテスト」参加作品「元キャナリーゼゆり子の豊洲にいた時日記」の中に書いたショートストーリーです。参加作品自体は、一心不乱という言葉通り、あれもこれも赤裸々に書いたものですが、そんな中でふとある方との会話の中で閃いたテーマをこれまた一心不乱に書きました。舞台は100年後の豊洲、少子化の煽りで介護者の手が足りないお年寄りばかりの街は、介護や家事代行をするヒューマノイドロボットで溢れていました。そんな街の大きな総合病院に入院している、ひとりの老人とロボットの物語です。
その男が村に来た日は、ちょうど収穫の祭りの日だった。村の中央にある広場には、たくさんの人が集まっていた。広場のそこかしこで、芸人たちが歌ったり踊ったり大道芸をしたり、持ち芸を披露している。人気のある芸人のところには、すでに人だかりが…
男装し、練力術を扱い軍人として生きる一人の少女、ジョー。彼女は能力さえあれば性別なんぞどうだって良い世界で生きながら女である自分を否定することにした、一人の少女である。
謂わば、先に著した「私見 昆虫記」の“外伝”的エッセイで、とりわけ“害虫”にスポットを当てた内容になっております。 「昆虫記」より更にショッキングな描写もあります。 なので、特に虫が生理的に無理な方は、“要・閲覧注意”でお願いします!!!!
舗装の悪い田舎道を、そのバスは走っていた。乗客はカニ・栗・ハチ・石臼である。今しも、バスガイドの格好をしたサルが、マイクを片手に案内を始めた。「え、みなさまぁ。本日はぁ、おとぎ観光バスをぉ、ご利用いただきぃ、まことにありがとぅざぃまぁす…
上手に会話できないことをコンプレックスに持つ男子高校生は、全国の映画館めぐりを趣味とする女子大生ユキと映画を見に行くことになった。けれど、ユキはチケットを買わない代わりに「staff only」の扉を開けたーー