私が悪魔になった日
今 いじめに合っている人、いじめをしている人とにかくいじめに関係している人へいじめなんて不遇なこと絶対しちゃダメだよ私みたいになっちゃうから…
( ´-` ).。oO
「林間キャンプとかだっる」
そう発言したのはクラスのリーダー格の和田杏樹
「そぅかな~?萌笑は楽しいよぉ」
続いて発言したのは杏樹のツレ園田萌笑
「おい、なんかしゃべれよ転校生~」
萌笑に続く冷たい声の持ち主は鹿沼エリ
この3人は第1小学校5年4組の中心人物「お嬢様ズ」だった
エリが言っていた「転校生」とは手洗い場の隅にぽつんと立っている美少女、山本百々のことだ
山本さんは5年の初めに香川から転校してきた
可愛くて勉強もスポーツもできる山本さんに男子は釘づけ
それをみて杏樹たちが何もしない訳がない
「次の標的は百々ちゃんだね!」
萌笑のブリッコ声が響くと同時に5-4は団結した
「じゃあ今から班ごとにカレー作るから班長さんはレシピ取りに来て~」
担任の関先生の掛け声に各班の班長が続く
「はやく行けよ男好き班長」
杏樹がそう言うと山本さんは急ぎ足で取りに行った
私、相原凛音はお嬢様ズ+転校生の最悪の班に属している
「りぉちゃんと萌笑がごはん係ね!
あんちゃんとエリちゃんが具材切るの~」
萌笑がニコニコしながら指示を出す
「萌笑~それじゃ転校生なんもしないじゃん笑」
「あ、転校生は川に洗濯ね!!」
「川に…洗濯?」
山本さんがおそるおそる疑問形で発言するとバッシャーン!と威勢のいい音が川岸から聞こえた
「え、ちょアレ百々ちゃんの荷物だよね…」
クラスの地味目な子がつぶやいた
お嬢様ズがいない陰ではみんな名前呼びだ
「ちょ、これ私のリュック…」
山本さんは今にも泣きだしそうな顔でリュックを取りに行った
「あはは!百々ちゃんダッサ~笑」
「それ洗濯して来いよwwwwwwwwwwwww」
「じゃあ萌笑たちはカレーを作ろう!」
杏樹たちが笑いあう中、山本さんは洗濯室へ走って行った
それが、私が山本さんを見た最後だった―
私が悪魔になった日