遠い日の思い出。。。僕はただ救急車を呼んだだけだった。ほかは、なにもできずに、ただ突っ立っていただけだった。
この物語は歴史上の人物をモチーフにしていますがフィクションです。 江戸時代、死刑執行人として名を轟かせた山田浅右衛門をモデルにして、俺的設定で俺的ストーリーを書いてみました。 今回のテーマは、家業への疑問や怖れを抱きながらも主人公がなんとか乗り越えようとする、そういう話を描いてみました。
あらすじ:戦が終わり、百合の君こと穂乃は古実鳴に人質に出されました。それは穂乃の、というよりそれぞれの人物の新しい戦いの始まりでした。
あらすじ:荒和二年十二月、猟師の蟻螂は、山賊・出海浪親に妻の穂乃をさらわれてしまいました。妻を取り返すため侍になった蟻螂は、君主の妻をめとり喜林義郎と名を改めます。一方、出海浪親は穂乃と夫婦となり、城を乗っ取り、隣国の君主となっていました。義郎は穂乃が浪親の妻になっているとは知らず、浪親と同盟を結び、人質としてお互い妻を差し出すことを提案したのでした。(人間関係がややこしいので、何週間か前に出した相関図を参照されるとよいかもしれません)。
あらすじ:妻を奪われた喜林義郎。取り返すために武芸を磨き、国の主にまで昇りつめます。しかし、やっと見つけたその仇は、これから同盟を結ぼうという隣国の君主でした。同盟の条件として人質を提示する義郎でしたが、そこに敵の城門の開く音が響き渡ります。
あらすじ:荒和二年十二月、盗賊・出海浪親は猟師である蟻螂の山小屋を襲撃し、その妻・穂乃を奪い去りました。浪親はその後、領主の城も取って国の主となり、いずれ天下を治め戦のない世をつくると宣言します。一方妻を奪われた蟻螂は、盗賊を見つけ出し妻を取り返すため侍となっていました。持って生まれた怪力で次々と手柄を立て、領主・喜林臥人の娘を妻にして喜林義郎と改名します。生涯の敵として出会った二人は、お互いの素性を知らぬまま、同盟ための会談に臨むのでした。