朴の梢
未だ踏みもせず朝霜の
天地冴ゆる北颪
梢は白く鞭を打ち
雲曇天の性は在り
葉は騒がしき朴の枝
清き冬風刃は交じり
雪は積もりて旅路は白く
銀色なる野原を歩む
畦の田圃は枯れて淋しく
山の麓廃れて虚しく
月は茫乎雲は分厚く
路端を歩いて吾は何処へ
霜花一輪夜半に愍む
冬を見守る朴の梢は
冬の動悸に夕は白く
朴の梢
未だ踏みもせず朝霜の
天地冴ゆる北颪
梢は白く鞭を打ち
雲曇天の性は在り
葉は騒がしき朴の枝
清き冬風刃は交じり
雪は積もりて旅路は白く
銀色なる野原を歩む
畦の田圃は枯れて淋しく
山の麓廃れて虚しく
月は茫乎雲は分厚く
路端を歩いて吾は何処へ
霜花一輪夜半に愍む
冬を見守る朴の梢は
冬の動悸に夕は白く
朴の梢