あらすじ:珊瑚は、養父の出海浪親との関係に寂しさを感じて育ちました。それは浪親に実子ができてからより顕著になり、とうとう負け戦の先鋒をさせられたことにより、不信感ともいえるまでになってしまいました。一方、浪親は珊瑚を愛することはできないものの死なせたくもないので、隣国である真津太の守護に任じます。真津太への道中、珊瑚は乳母兄弟である守隆に心の内を話そうとしますが・・・。
円陣のプロ。高橋は俺たちにそう呼ばれている。 見目通り、決して野球が上手いわけではない彼だったが、円陣の声だけは、いつだって誰よりも本気だった。