杜雪が『癒しの手を持つ少女』だとわかると、彼女はその日から巫女にされた。巫女は清められ、他の子供たちとは離されて大切に育てられる。だが、彼女には好きな人がいたんだよ……君のお父さんの名は夜風だね
『目次』 1 めずらしくて、おいしいもの 2 亮輔君の家で 3 ぼくの町の話 4 漁船の話 5 近未来はけっこう大変だ 6 本当は怖い、海の体験 7 大人の責任と、ぼくらのきづな 勇人は小学3年の夏、いとこの5年生、亮輔の所に遊びに行った。釣り船を経営する家だ。そこで様々な海の体験と、人や大人とのつながり、心の交流を学ぶ。 大人にこそ読んで欲しいものです。2015年、8作品中7作目
櫂が薪をくべると、火の粉が散り、薪がはぜる音が大きく響き渡った。みんなはまた無言で炎を見つめていた。時折聞こえてくる鳥や獣の声が、より一層森の静寂を深める
如何だったでしょうか。 ひとまず第1部はここで完結ということで・・。少年桐生の戦いはこれから益々激しくなります。 それでは続きは第2部で。
──そんなに言うなら杏樹を起こそう 炎で赤く染まった頬を動かさずに、秀蓮に向かって玲は言った。