希望と絶望

希望と絶望

何もかも怖くて
何もかも分からなくなって
決められず困らせては
捨てきれないガラクタのような思い出に
戸惑って泣いてばかりだった

電話口では
『大丈夫』と言っては
本音を呑み込んで
平気な顔をした
誰もが弱さ 脆い部分を持っているけど
それを馬鹿にされて 漬け込まれるのが嫌だから
心を許せないと意地を張って
自分の殻に硬く閉ざした

信じられないよ
信じられるわけながない
憎んだ分が
黒い色で塗り潰されている
誰かを救うそれが強さなら
私は自分の一歩を踏み出す力を先に手に入れないと
強くはなれないね

逃げる道はなく
進むだけの道
後悔と工夫の廻り合いが
人を結びつけるらしい

話した相手で
人は心を知り
人は愛や怒りや悲しみ
喜び 幸せを分かり合える

信じてみよう
裏切られたよ
裏切りの癖
それが許されるなら
許したくない
だから立ち止まるしかない
でも年月は待ってはくれない
時間が惜しいから
少しだけ進んでみて
手を伸ばすよ

希望と絶望

希望と絶望

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 冒険
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-02-11

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