たまやまはるかです。短いものが多いと思われます。楽しんでいただけたら幸いです。
現代作家がとても好きです。
池澤夏樹の文体に憧れます。川上弘美の、地面から三センチ浮いたような世界観に敬意を表します。
本を好きになったきっかけの作家は有川浩と宮部みゆきです。
スマートフォンから投稿するときはなぜか一段落下げられません。
なにかありましたら otama.ryo.tamayama@gmail.com までお願いします。
同窓生の絢斗の部屋には、満天の星空がある。そう話され、付いていくことにした絢子は、とある覚悟を決めていた。
小学生以来会っていなかった由佳が、高校二年生の春に転校してきた。何かがあったように思えるが、くらげの私は気にならない。けれど由佳は、そうではないようだ。
大学生の冴は、ある朝思い立ち、ピアスを開ける。何かが変わらないかと期待したのかは分からない。それを行きつけの古着屋のまーさんに見せに行くと、「トクベツ」に売り物のピアスを貰う。
しばしば一緒に出掛ける。互いの誕生日は祝い合う。二人だけの秘密もあるし、何ならそれは頻繁に行われるセックスである。 私(アキ)に恋人ができ、その関係が一度は途絶えるのだが……。