平家物語の「忠度の都落ち」を翻訳?してみました。五条にある藤原俊成宅を、既に都落ちしたはずの平忠度が訪れるお話です。 なお、逐語訳ではないので、その点ご理解ください。
シトリはいい歳になっても夫も持たず、一人、自身の生まれた里で暮らしていた。しかし、シトリの住む里は、間も無く国府の軍勢によって攻め滅ぼされるはずだった。シトリは、訪れるかもしれない死を前に、孤独と寂しさに苛まれていた。 ジェンダーのような語りにくいものこそ、ファンタジーにしてみれば、描きやすくなるのではないかと考え、書き始めた作品です。
円陣のプロ。高橋は俺たちにそう呼ばれている。 見目通り、決して野球が上手いわけではない彼だったが、円陣の声だけは、いつだって誰よりも本気だった。
大学の帰り道。僕はアパートの前にある公園で、同じゼミの林原が寝ているのを見つける。普段は小綺麗で品の良い林原であるが、その日は酷く酔っていて……。
ある幼稚園に咲いた一輪の梅の花、はるつげ。彼女が恋をしたのは、あるみつばちであった。 はるつげが梅干しになるまでの物語。