凛と申します。
『小説家になろう』に生息しておりましたが、この度活動拠点を広げるべくアカウントを取らせていただきました。
初心者ゆえ至らない点も多いかと思いますが、どうかお手柔らかによろしくお願いいたします。
他にはツイッター(@shion1327)、エムブロや読書メーター(『妃柚』と名乗っております)等にいたりしますので、見かけられた際にはどうかお見知りおきを。
複雑な過去と致命的な欠陥を持つ少女・藤野奈月は、高校入学と同時に十数年ぶりに生活を共にすることとなった母親の言いつけにより、街外れのとある塾へと通うことになる。そこで出会ったのは、いつまでも少年のような心を持つ風変わりな塾講師・桜井健人だった。奔放な性格の桜井に毎回振り回されながらも、彼との交流を通じて奈月は少しずつ変わっていく……。 どこか達観したようでいてやはり未熟な高校生の少女と、子供と大人の両方の側面を持つ塾講師の青年。そんな二人と周りの人々が織りなす、他愛もないゆったりした日常と、二人の間に生まれてゆく少しの変化を、塾を舞台に(たまに外れますが)連作短編という形で描いていきます。
『またいつか、きっと会いに来るよ』 それはほんの短い間の他愛もない出来事で、ほんの些細な約束事。だけど彼は確かに初恋であり、彼の告げた言葉は絶対的なモノとして、ずっと記憶に残り続けた。 それは、とても強い感情だった。今でもしつこくこの心を、身体を、縛り付けて離さないくらいに――……。 幼少期の初恋と時を超えた再会から始まる、梨の果実のようにほんのり甘い(はずの)恋物語。