ちいさなお話をつくります。
ゆっくりと、ありもしない嘘をつみかさねてゆきます。
九月に毎日書いたちいさなおはなし達です。 思考過程の記録。
雨の日の猫のおはなしです
絵描きの男と猫とパイプオルガンのお話です。
世界を捉えようとこころみた詩人画家へあこがれて。 その印象の翻訳記録。
瓶の底へ沈められ封じられたような夜の町。 その町で暮らす僕とRのお話です。
ちいさなひとたちの からだいっぱいの ハローです。
チカチカと光る目をもつ少女のおはなしです。
小人とおばあさんと月夜と青年と指輪と子どもたちのおはなしです。
春の雨降る間際。散歩の記録です。
時間のとまった朝、霧の中で青い光にさそわれる「私」のおはなしです。