8月7日(金) ③をアップしました。 ①五人の男女が、森の中の石壁の小屋に集まって?いた。 ②小屋を出た五人は、ある秘密を知った。 ③五人は老人の案内で、街の宿に泊まることになった……昔々の、ダークで不思議な物語。
音楽が好きな中学三年生の少年。 桜の季節、彼は金髪碧眼の少女と出会う。 日本で育った彼女もまた音楽を愛し、ふたりは音楽を通じて少しずつ距離を縮めていく。 ふたりの出会いは偶然だったのか、必然だったのか。 その出会いによって少しずつ未来が変わってゆく。
沈められる、また一人。 男と女が風呂場に居た。殺したい。殺されたい。二人を引き寄せたのは、只それだけの理由だった。
これは革命だ。文学への革命。いや、ただの蒙昧な戯言なのやもしれない。至高芸術を目指して真理を紡ぎし散文詩よ、永遠に語れ!
布団の中という小さな世界で、私と先輩は身を寄せ合っていた。静寂を破るように、グーグーと私のお腹の虫が鳴り響く。先輩は布団の中で私を優しく包み込み、そっと話しかけてきた。それに合わせるように、私も言葉を返す。「野良猫さん、わたしから提案があるのですが」「性行為ですか?」「違います」「自慰行為ですか?」「違います」「何の行為ですか?」「行為では有りません」「引っ掛けですね」「引っ掛けの意味が分かりません」私の突飛な返答に先輩が困惑する。けれど、私の身体はもう限界だった。「先輩、お腹が空きました。もう限界です……」「野良猫さん。今から、夜鳴き蕎麦を食べに行きませんか?」「先輩、さっきの提案の前振りは何だったのですか?」「それはわたしが聞きたいです」行くのはいい。温かいお蕎麦の誘惑には勝てそうにない。ただ、現実的な問題が一つあった。「先輩……今、私の所持金が二十円しか有りません。足りますか?」
吉村和昌は大手の建設機械メーカーの社長だ。 二代目で会社を大きく発展させたが、妻を癌で亡くして娘と二人で暮らしている。 そんな和昌の会社の名古屋支店に美貌の事務員、永井好子が勤めて居た。 清楚で長い黒髪が美しい好子に目が行くと、総務部長の鏑木が気を利かして二人の仲を取り持とうとする。 既に好子には付き合って居る同じ会社の荒木義治が居た。 鏑木は荒木を転勤させて二人の仲を引き裂き、好子を社長の後妻にと画策する。 和昌は気に要った好子と家族に色々と尽くす。 好子も疎遠に成った荒木から社長夫人の座に心が動く。 そんな時、好子は身体の変調に気がつく、荒木との子供が宿っていた。 何とか社長に見つからない様に子供の始末を考える両親。 同じ恨みを持つ数人が集まり、復讐の幕が切って落とされる。
ジンジは、クラスメイトのカコから、後輩に会ってやって欲しいと頼まれた。 渋るジンジに、カコは授業のノートを写させてあげる、という条件で約束を取り付けた。 そして約束の日の時間…後輩は来たの?と問うカコに、彼女は来なかったとジンジは答えていた。