【8/20更新】ニ〇××年。とある地方都市の時川高等女学校に通う高校二年生、儚無 皐月(はかな さつき)は精神的な持ち病の落ち着きとともに、社会復帰への第一歩として長らく休学していた高校への復帰を目指して夏の日に登校した。しかし、生きづらさを感じることは明白であり、友だちや活動においても上手くいくことはなかった。そんな時、高校にある一人の転校生が編入してくることになる。
「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」 桜降る、とある春の日。 凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。 凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー(ハッカー)ルイフォン。 そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。 やがて、彼は知ることになる。 天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia デヴァイン・シンフォニア計画(プログラム)』によって仕組まれたものであると。 出逢いと信頼、裏切りと決断。 『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ――。 近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。
試験管に入った少年〝試験管少年″と過ごす黒髪少年のお話。 (世界の素敵を知り、見つけていく少年) 「黒髪少年と試験管少年」(Ⅰ〜Ⅲ)の続編ですが、オムニバス形式なので前作を読まなくても読めます。 2026.08.20更新
布団の中という小さな世界で、私と先輩は身を寄せ合っていた。静寂を破るように、グーグーと私のお腹の虫が鳴り響く。先輩は布団の中で私を優しく包み込み、そっと話しかけてきた。それに合わせるように、私も言葉を返す。「野良猫さん、わたしから提案があるのですが」「性行為ですか?」「違います」「自慰行為ですか?」「違います」「何の行為ですか?」「行為では有りません」「引っ掛けですね」「引っ掛けの意味が分かりません」私の突飛な返答に先輩が困惑する。けれど、私の身体はもう限界だった。「先輩、お腹が空きました。もう限界です……」「野良猫さん。今から、夜鳴き蕎麦を食べに行きませんか?」「先輩、さっきの提案の前振りは何だったのですか?」「それはわたしが聞きたいです」行くのはいい。温かいお蕎麦の誘惑には勝てそうにない。ただ、現実的な問題が一つあった。「先輩……今、私の所持金が二十円しか有りません。足りますか?」
8月7日(金) ③をアップしました。 ①五人の男女が、森の中の石壁の小屋に集まって?いた。 ②小屋を出た五人は、ある秘密を知った。 ③五人は老人の案内で、街の宿に泊まることになった……昔々の、ダークで不思議な物語。
吉村和昌は大手の建設機械メーカーの社長だ。 二代目で会社を大きく発展させたが、妻を癌で亡くして娘と二人で暮らしている。 そんな和昌の会社の名古屋支店に美貌の事務員、永井好子が勤めて居た。 清楚で長い黒髪が美しい好子に目が行くと、総務部長の鏑木が気を利かして二人の仲を取り持とうとする。 既に好子には付き合って居る同じ会社の荒木義治が居た。 鏑木は荒木を転勤させて二人の仲を引き裂き、好子を社長の後妻にと画策する。 和昌は気に要った好子と家族に色々と尽くす。 好子も疎遠に成った荒木から社長夫人の座に心が動く。 そんな時、好子は身体の変調に気がつく、荒木との子供が宿っていた。 何とか社長に見つからない様に子供の始末を考える両親。 同じ恨みを持つ数人が集まり、復讐の幕が切って落とされる。
カコ、ナオ、ユウコの三人が、教室でお昼のお弁当を食べていた。そのときカコが、ゆうべ観た夢の話を始めた。……ちょっと不思議な物語。