ロバート・スタンリーはロンドンに住む貧乏な少年。病弱な母を抱え、アルバイト三昧の毎日。そんな彼は、ある日離婚した元の父から奇妙な申し出を受ける。なんでも、イートン校に通う双子の弟、アーロンの代わりに二週間新しい就職先で働いて欲しいというのだが… ロンドンの郊外、コッツウォルズにあるマナー・ハウス『メリー・モナーク(陽気な王様)館』 大の金持ち嫌いに父親嫌いのロバートは、渋々申し出を受ける。成金の親父の儲け話をブッ潰してやれ! 友人に吹き込まれ、心象穏やかでなく出かけていくロバート。彼を迎えたのはなんとたった三人のスタッフだった。元レストラン兼パブの店長、昼間は美大生のメイド、元乞食の執事。館を取り巻くおかしな噂。ロバートは父の企みを知る。亡霊の住まう呪われた館に、彼を身代わりに向かわせたのだった!…… イギリスを舞台にしたファンタジー
愛と 自由と 音楽と 共に 成長していく、現代と 同時 進行の、若者たちの 物語。 <詩と散文と音楽の広場> http://otoguroippei.g1.xrea.com/
この作品には最初、(母性が殺意に変わるとき)という副題が付いていました。 でも、書いたおれの意図以上に衝撃的かな?と思い、表題だけにしました。 副題の通りの内容です。 思い切り母性に寄り添ってみました。
サーシャは女王の命を受け、旅に出る。 帝国に伝わる伝承と自らの予知を確かめるために。 この大陸の3つ分の地の赤き土 紅き金剛が隠され 緋から金の霞が揺らめく この大陸7つ分の海の深き青 藍から荘厳の粒が輝き 海の女神が虹の涙を流す この大陸をてらしだす緋にもゆる陽 すべてを照らす根源であり すべてを無にきすものである この刻の鐘楼を囲いし乙女 その声を持ちいて告げる 万物を司り自然とともにある我らに 祝福を そうして予言は放たれた。 新しい鉱物を探して、豊かな資源を作るために。 凍る未来から世界を救う為に。 そしてその先にある楽園を目指し。
あの日の光景を忘れない。 雪の降るアラスカの海岸。二人で見たかった雪が降りしきる中、イーゼルを立てて、僕は君の絵に「赤」を加えていく。病的に白い君の肌を優しく包み込む赤い花。全てよ繋がれ、この刹那に。
小遣い稼ぎの猫探偵亜蘭。今回の依頼人は美少女真柚と非・美少女サバエの高校生姉妹。 妹、サバエからの交際宣言でいきなりのカップル成立と思いきや、彼女の依頼に絡んでいたのは蛇を操る同族の笹目と、自意識過剰なイケメン坊主だった。 「猫少女縁起」「黒煙踊猫始末」の続きですが、単独で読んでも大丈夫。
編集プロでバイトをしている開店休業中の彫刻家、勇武。 とある邸宅での写真撮影を頼まれたものの、そこに住む少女美蘭と双子の弟亜蘭は、何か一癖ありそうだ。 「猫少女縁起」の続編ですが、単独で読んでも大丈夫。