子供の頃、6本指の男の子がいて、私はその子に憧れていた。 何か自分だけの特別なもの。私だけの大切なもの。 私はずっとそれが欲しかった。 ある日、健康診断で見つかった小さな肝のう胞。 それは私を幸せにしてくれた。
道中地獄行き #2 「夢見る二人の隠しごと」 *軽度の流血描写を含みます。 高校の卒業式の後、小学校に埋めたタイムカプセルを掘り出す約束をした友人らと待ち合わせをするが、一向にやってくる気配はない。しびれを切らして掘り始めると、地中からは首のない少女の死体が出てきた。
釈迦が言っています。 将来弥勒という菩薩が現れ人々を救うと 日蓮が言う。 将来自分が弥勒になると 少し面白い話がある。 日蓮が死刑に成りそうな時に八幡大菩薩を怒鳴った。。。すると役人の刀に雷が落ち助かったと言う。 何気に観音の話を読んでいると観音に助けを求めると同じような現象で助けとある。 不思議に思い調べて見ると当時の日本は観音と八幡とは同じと考えられていたとの文面を見付けた。 事実かは不明ですが 尚日蓮の罪状は、武器等準備罪だったようで武力革命でも考えていたのだろうか?
ケンは贅沢な悩みを抱えていた。二人の女の子のどちらと付き合うか。彼は答えが出せなかった。決心がつかないまま、ケンは二人の女の子とドライブに出かける。頭上では、小鳥たちが愛の歌をさえずり、求愛ダンスを繰り広げている。不思議でキュートな短編小説。
ケンはまるで波にさらわれたように町から忽然と姿を消した。彼はさまざまな期待に応えられない自分と直面するのが怖かったのだ。彼は親も友だちも、そして大好きだったサーフィンも捨てて、自分の恐るものから逃げ続けた。長い月日の末、ようやくケンは生まれ故郷の町に足を向ける気になったが、、。意外な展開が待つ人生の短編ファンタジー。
【あらすじ】眠る者の望み通りの夢を見せてくれる花。その花を求めて青年はある花屋を訪ねた。だが、店主には「花を売れない」と断られてしまう。どうしても花が欲しい青年は、花屋から強引に花を盗んだのだが……花に夢を求めた人間のお話。短編。
2020年2月一次創作エア同人誌即売会様初出・2020年6月紙街x1様参加+2020年5月テキレボEXわくわくおためしパック用ペーパーへ掲載した作品の再録です。 猫宮ゆりの一次創作小説『凍露』の番外編で、人魚の伝説が残る北の町に暮らす三姉妹のひとこま。 『凍露』は架空の北欧風ダーク寄りハイファンタジー・2020年11月22日新刊オンリー(オンライン同人誌即売会)にて発行/テキレボEX2や自家通販で頒布中です。なお、本編の序章以外のweb公開予定はありません。
その犬は鳴かなかった。声を失っているのではない。ただ、なく機会を伺っているのだ。母親の虐待がもとで、恐怖のために声を失ってしまった赤ん坊。彼らはいつも寄り添うようにぴったりと体をくっ付けて眠る。声を出さなくても、彼らはいつも心の中で会話している。やさしい気持ちになれる超短編。