時が経てば経つほど、人は空を仰いで大切な人を思い出す時間が増すものである。空を仰いで思い出す度に泣きたくなる人がいるということは辛いことだが、それはきっと誰よりも幸せな人生なのかもしれない。
大切な人が世を去ったその日、ひまわりの種を蒔いた。数ヶ月して花を咲かせた。人間と花の命を 同等と考えるつもりはないが、一つの命が消え、その命が消えた日から命を育んできたひまわりに、生きとし生けるものの命のリレーを見た思いがした。 このひまわりが咲き終わった時、本当の意味で彼は天へと召されるような気がした。