柴田が斎場に着いたのは、式の二十分前だった。入り口には『鹿苑寺正三郎氏お別れの会』との立て看板が掲げられている。早すぎたのか、まだ人は少ない。受付に行くと、親族らしい老人がポツンと座っていた。老人は、参列者としては若すぎる柴田をいぶかしげに......
一生懸命に話す傍らの女性を愛おしく感じながら、君の笑顔が何度も脳裏に過ぎった。ひょっとしたら悪趣味なのではなくて一途なだけかもしれない、そんな気づきには蓋をするに限る。
海がキレイ好きだって言う人が多いけどなかなかホントに汚されないと表面しか見れていないのかなと、思って…人間関係でも表面だけじゃなくてもっと中の方をみれたらなと思って書きました。 けれど、みせばはラストです。人によって違えばいいかなと思い書きました。