物語作家七夕ハル。 略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。 受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。 初代新世界文章協会会長。 世界を哲学する。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。 twitter:tanabataharu4 ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」 URL:http://tanabataharu.net/wp/ ホームページ「反式芸術家七夕ハル 作品群」 URL:http://tanabataharu.jimdo.com/
若い母親が、子供を連れて無理心中した。 その後、ネットで拡散したのは、その若い母親のブログだった。子供が満員電車で嘔吐し、サラリーマンのスーツを汚したという小さなブログ記事。 そのサラリーマンに怒られたことで、死にたい――そう若い母親は記し、それが原因かどうかは分からないが、実際に子供を道連れに死んでしまった。 「世間」の目は、今、そのサラリーマンに襲いかかった。 ネットの炎上が、現実世界に飛び火してゆく―――
古い街に訪れた旅人は子供と子ヤギ、ロバの石像しか街の中に存在していない事に気づく。そして子供たちは不思議な歌を歌い続けている。 んたったー、んたったー、んたったー…
男の目の前には、巨大な鉈で半分を断ち切られたような形をした朱塗りの橋があった。その異様な橋に男は怯え、ぶるぶると全身を震わすのだった。
この世の全てに絶望した少年に、奇妙な出来事が起こる。それは『奇跡』ではないかもしれない。 『救い』ではないかもしれない。 それでも、世の中の理不尽に向かって立ち上がり、 その少年は男になる。
病気の彼女にまるで万能薬の様な新薬を投与する。身体の調子はよくなってきたが、彼女は苦しい顔で両耳を押さえ始めた。