蘇我の生い立ちを知るために藤原は岩手へ向かう。 菊池は狐に誘われ岩手へ向かう。 別々の物語はようやく交わる。何の因果か諒解らないが妖しく混じり合って行く。昭和の時代を舞台にした怪異ミステリーが幕を開ける。 なんと立派な屋敷だろうかーー藤原は嘆願する。
UFOを探していたら、少女が空から降りてきた! その少女と共同生活?! そして、少しづつ明らかになってくる少女の過去………… 青春スペクトラムストーリー
終礼が終わり帰り支度をしているときだった。教師が「学級会議をするから、少しみんな席についてくれ。」というのだ。口々に文句を垂れる級友たちに意を介さず教師は続けた。「これはとても大事なことなんだ。よく聞いてくれ。」語気を強める教師に対して、席につきはしたものの口を閉じる気配のない級友たちに辟易しつつ、僕は荷物を鞄に入れる手を止めた。教師は全員が着席したのを確認するように教室を見まわし、黒板に書き始めた。
ロゴスフィリアとガイア大戦をへて、時と文明は数多の世界秩序を保ち続けていた。 そんな世界が終わりを迎えると誰が理解できたであろう。 世界終焉を目の当たりにした時覚仁という男が、これまでにあった過去の記録とともに、その謎を紐解いていこう。 そして忘れないでおこう。 かつて彼のように立ち向かった男たちがこの世の希望とともに、いることを。
あたしはアレクサ、誰も名前を付けてくれなかったから自分で付けた。他人はあたしをこう呼ぶ。クズ、乞食娘、バケモノ…… だが村の孤児アレクサは伯爵家の紋をかたどったブローチを渡された。「これは本来ならお前が持つべきものなのだ」 十九世紀初頭のイングランド、ヒース生い茂る荒野ガルトムーア。領主である伯爵家は魔女に呪われ一族を殺されているという。アレクサは自分の出生の秘密をさぐるため城に忍びこむ。魔女だって? 馬鹿馬鹿しい、もっとも邪悪なのは人間だ、赤ん坊だったあたしから家族や財産、身分を奪った人間だ!
わたしの名前はユースタス。わたしは特別な娘。一族を救うために生まれてきた。 十九世紀初頭のイングランド、ヒース生い茂る荒野ガルトムーア。領主である伯爵家は魔女の呪いに怯えていた。二百年前に斬首刑にされた魔女アンヌ・マリーによって一族は代々呪い殺されてきたのだ。最後の男子だったユースタスの兄も死んでしまった。その死に様はあたかも魔女に体をのっとられ弄ばれ、魂を吸いとられたかのようだった。 一家を救えるのはユースタスだけ。ユースタスがここガルトムーアの女主人になれば、呪いを終わらせることができると伝説が告げているのだ。だがそのためには新たに相続人となった遠縁の男の妻にならなければならない。まだ14歳なのに。しかもその男は……
その娘の名はスワンといった。父親はスーザンと付けた。だがあまりに平凡だ。スワンとは古英語で豚の世話係という意味、これほど己に似つかわしい名があろうか。スワンの一族は殺しの呪術を専門とする魔術師だった。十九世紀初頭のイングランド、ヒース生い茂る荒野ガルトムーア。ユースタスとブラッドは魔女の陰謀を暴くため協力しあう。いっぽう医師のヒューは呪いの犠牲者に最新医術による治療を試みる。そして現れたのは謎を解く鍵となるはずの人物だったが…… 第1部、第2部につづく完結編。