追憶と葬送。 追憶は未来の僕が思い出せるように。 葬送はあの日の僕を見守るように。 だから僕は詩を紡ぐ。
残酷にも、記憶は絶対ではない。いずれ忘れゆくものだ。だから僕は小説を書き、詩を紡ぐ。あの日の僕への葬送と、未来の僕への追憶のために。
三国志武将を拝借した完全なるオリジナル創作。※作品には歴史上の人物を用いておりますが、人物描写や言動については当方の創作により作成しております。閲覧の際はご留意ください。
水晶とその宝石言葉の『浄化』をテーマに描いた人間と吸血一族の間の子である吸血姫である紅雪の物語。罪深きモノたちを殺め浄化し救うを天命として生きた 紅雪の苦難と葛藤の物語。 平穏を護るため咲かす罪深き水晶の花よ……。
前回までのあらすじ:妻を盗賊にさらわれた蟻螂は、住んでいた山を下り、侍になって初陣を迎えていた。一方、盗賊の出海浪親にも、事件が迫っていた……。
小遣い稼ぎの猫探偵亜蘭。今回の依頼人は美少女真柚と非・美少女サバエの高校生姉妹。 妹、サバエからの交際宣言でいきなりのカップル成立と思いきや、彼女の依頼に絡んでいたのは蛇を操る同族の笹目と、自意識過剰なイケメン坊主だった。 「猫少女縁起」「黒煙踊猫始末」の続きですが、単独で読んでも大丈夫。
†Cry/シリーズ・零A②† 人間は雑種の化け物より弱く、雑種は純血の化け物に疎まれ、純血は人間に関わることに制約のある「宝界」。人間の国と化け物の国で静かな争いが続く中で、争いの終結を目指す若き飛竜――後の英雄の物語が始まる。 一応単独で読めます&零Aは③まであります。 image song:Signal by Kalafina
私にとって、人生のあらゆることがどうでもいいことなんだ。なぜならばあの冬の日に甘受した絶対永遠なる至福に比べるとすべてが些末なことに映るからだ。私はまた安らかに死にたい。きっと願いが叶うのは全ての使命が終わってからなのでしょう。
嗚呼、もう一度ラカン・フリーズの門の先へ。今度は引き返さない。それがきっと僕の涅槃。僕が死ぬときにきっと解る。 否! 掴め。掴めよ、その手で。生まれてきた意味も、愛も悲しみもすべて!
前回までのあらすじ(蟻螂サイド) 妻、穂乃を誘拐された蟻螂は、彼住んでいた山を下り、侍になった。着実に剣の腕を上げ、武道大会で優勝する蟻螂。そして、初陣がやってきた。