荒太とのわだかまりも解け、真白は花守の一人・金臣に伴われ、神界にいる理の姫のもとを訪れる。理の姫に薬師如来に引き合わされた真白は、再び力を取り戻す。 そのころ剣護たちは、気分を変えるため、夏休みに海に行く計画を立てる。
登場人物 考古学サークル 野上礼奈 条南高校2年 主人公 福田透 条南高校2年 歴史好き 大堀祐介 条南高校3年 部長 考古学部はわずか3人の部員しか居ない そんな部活でも野上礼奈は元気いっぱいだ 各地の古墳を巡る
「好きな人とかいないの」 それは希からの先制攻撃。まるで私の本音を引きずり出そうとするナイフのようだ。 知っているくせに、卑怯者め。 そんな気持ちを込めながら、私も言葉のナイフを構えなおすのだ。――『女の子は、いつだって貪欲なんだから』
竜軌に襲われた傷心を、風見鶏の館で癒し、荒太と共に帰宅した真白。彼女を包む兄・剣護にしがみついて眠りに落ちるが、目覚めると、窓の外には前生、本能寺で死んだ嵐下七忍・兵庫の懐かしい姿があった。 「浮かぶ面(おもて)は 右を向いて 左を向いて 無限の広がりが ただそこに在る」 面相というタイトル、苦肉の策で画像の帯ブレスを選んでみました。人の持つ顔は一つではない、というテーマがこめられたタイトルです。
博子の病室で、ばったりと顔を合わせた園田と蛯原。 誘拐事件の話が博子に聞かれてはまずい状況にあることを知っている二人は、ひとまず外に出てそれぞれの状況を説明しあっていた。 その時、博子の病室から銃声と悲鳴が聞こえてくる。 だがそこで、正義の考え方の違いから、二人が対立、一人駆けつけた蛯原が見たものは、無残にも破壊された窓ガラスと、謎の怪人の姿だった。 蛯原は意を決して怪人に立ち向かうが・・・ 10話到達にして、恐怖の殺人鬼と正義漢との決闘の火ぶたが切って落とされる快作!