中学二年の秋良は男でありながら、少女が好むような可愛らしい服に憧れていた。世間と自分の趣向のずれに苦しんでいた時、幼馴染だった戸田修一郎に再会する。怪談が好きであった修一郎に強引に誘われ、秋良は廃校になった小学校を探索する羽目になるが……。
作家志望のヨーコは、一行も書くことが出来ずに国から国へと旅をしていた。彼女はなぜかいつも絶望していた。そんな時たまたま立ち寄ったドイツ・ベルリンで、セルビア出身の男・ルカと出会う。彼はユーゴスラヴィア戦争の後、ドイツへ不法移民としてやって来た男だった。そんな2人は一緒に暮らすようになるが・・・。ベルリン、そこはホープレスが夢を見ることが出来る唯一の場所。
高校入学の6日前、ある河川敷の公園でアルトサックスの音色を耳にする。そのアルトサックスの音色は、僕の心を揺さぶった。恋愛におくてで少し引っ込み思案な僕は、その彼女に1年と3か月の間、ただ彼女を見守るだけの一方的な恋をする。高2の夏、僕は事故で両親を亡くす。僕の引き取りとなったのは、あのアルトサックスを奏でる彼女の家だった。現実の距離は、手を差し伸べれば彼女に届く距離に僕はいる。だが、彼女の本当の心は儚く遠いところにあった。彼女の持つ悲しい過去が、僕を遠のかせていた。彼女を好きになることは、容易い。恋愛にまだ未熟な僕と彼女が、入り乱れる恋愛状態から少しづつ自分の大切なものは何かを模索しながら、成長していく過程を描いた作品。 ブラックスゥイート・Canelé カヌレ 第1巻 夏雲のように 全体の始まりに充る部分です。
小学校から進学する際に、両親の都合で町とは離れた早野沢中学校にやってきた主人公、笠原和樹。 3年を迎えた今でも彼には友人と呼べる存在が居なかった。 そんな彼が人生を「変える」青春風味のスクールストーリー。 是非ご一読ください。
「もし」を叶えれるParallel Mailを受け取った主人公がどちらかを選択する物語。 ※題名横の数字は話数ではありません。一話完結なので気軽に見てください。
『今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。』の番外編です。 8年後、再会を果たしたリョウとマドカ。 互いに、相手が今でも想ってくれているのか不安そうにさぐり合うが・・・。 本編【今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。】も、どうぞご一読あれ。