果てのない永遠

地方の田舎の由緒ある神社に住む高校二年生の春哉は、日中は学業そしてスポーツもできない、いわゆるダメ男であるが妖怪とコミュニケーションが取れる。

しかし、春哉は日を問わず、その地方に住むこの世に存在しないはずの者妖怪や幽霊が人に害を与えぬように封印しなければならないという決まりがある。丑の刻になると代々培われてきた遺伝によりもう一人の春哉が表に出る。頭脳、運動すべてにおいて別人に変貌する。

いつも通り退治し倒したはずの幽霊を春哉は封印できずにいた。それは小さい頃交通事故でなくした、幼馴染のひなのであった。春哉は使命を裏切りひなのを助けてしまう。

結ばれるはずのない二人の時計が動き出す

「こっちおいでー!春哉」
「まってー○○○!」

また嫌な夢を思い出す。誰にだって嫌な思い出、一つ二つはある。

そして、いつもの一日が始まる、周りからは僕を嘲笑するような音、声すべてが憂鬱になってくる、勉学に関しても、、、
「春哉ここ応えろ」
「・・・」
「お前は相変わらずだな廊下に立っていなさい」
スポーツにしても
「春哉パスパス!」
「スカッ」
「・・・(一同沈黙)」
まぁ凡才だ。嘆いていても仕方ない、もう一人の自分に頼んでも
「すまんな春哉、俺の出番は夜だ」
言い忘れていたが、今のはもう一人の自分である。ありえないと思うだろうがまじである。丑の刻いわゆる夜中の二時になるともう一つの自分に変わる。顔も頭も運動神経までも、一般人を超越している。通常の僕にはいつでもチェンジできるが、もう一人の俺には、丑の刻から夜明けの間しかチェンジできないのだ、夜明けがくればもとに戻るそんなわけだ。
「僕も君みたいに強く賢くなりたい」
「お前はそのままでいい、俺に持っていない優しさをお前は持っている」
そうだ思い返すと、人助けを自然としてしまう性格で、老人や子供には好かれる、「が」、同級生には凡才として見られているようだ。いや絶対に。
「明らかに、君の方が持ち合わせてるもの良すぎだろっっっ!!」
「うるせいよ、お前その話口調リアルで使えよな」
「すいません」
「わかればいい」
こんな風に日中休んでおいてもいいもう一人の自分は友達のいない僕の相手をしてくれる。なんだかんだいい人だ。
「この辺で君の名前考えとこうか!!」
「おい、まさか作者が俺とお前どっちのセリフなのか読者が分かりにくいからってって俺に名前つけようとしてんじゃねーよな!?」
「・・・」
「図星かよ!?おれこの名前が好きなんだがな、そうだなこの際これからもお前と俺ツーマンセルだから名前をつけてもらうか(頑張ってるの俺だけなんだが)」
「あの()の描写見えてるんだけど・・・。さておき僕は、、、そうだね、「伊藤まこg痛ぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええ」
「なに某有名エロゲーの糞主人公の名前にしてんだよっっ。そうだな俺に似合う名前か・・・」

結局決まりませんでした。

「あいつが、百戦錬磨の初代怪異殺しの子孫かい、ぬるくなったねぇ」
「油断は禁物、奴は数多くの同胞を封印している。。。あいつを倒せばこの国を私たちの大国にできる、ひなのわかっているね?」
「はい・・・」

黒い影が姿を現しだす。丑の刻の決戦にそなえて。

果てのない永遠

果てのない永遠

地方の田舎の由緒ある神社に住む高校二年生の春哉は、日中は学業そしてスポーツもできない、いわゆるダメ男であるが妖怪とコミュニケーションが取れる。 しかし、春哉は日を問わず、その地方に住むこの世に存在しないはずの者妖怪や幽霊が人に害を与えぬように封印しなければならないという決まりがあり、丑の刻になると代々培われてきた遺伝によりもう一人の自分が表に出る。頭脳、運動すべてにおいて別人に変貌する。 いつも通り退治し倒したはずの幽霊を春哉は封印できずにいた、それは小さい頃交通事故でなくした、幼馴染のひなのであった。春哉そこで使命を裏切りひなのを助けてしまう。 結ばれるはずのない二人の時計が動き出す

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  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-02-16

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