初めて入った会社は、倉庫をリフォームして作られた間に合わせのような会社だった。30名そこそこの社員のこの会社は、ライダースーツを作っている。安藤さんはここの先輩だ。 お互い彼女、彼氏はいるけれど、安藤さんはいろいろ私を気遣かってくれるし、私もずいぶんなついている。そして好きなのか単なる先輩なのか、自分でも分からない。でもなぜか心から離れない。 ほんとうに一人になったとき、彼を思い出す?それとも安藤さんを思い出す?
街のどこでも必ずや目に入る"ビニール傘"。もし、ビニール傘が自我をもっていたら、どんな思いで傘として役目、責任を果たしているのでしょうか。 "ビニール傘の責任感"というタイトルから着想を得て一気に書き上げてみました。