「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」という格言は有名ですが、はたして、深淵をのぞいた時点で、自分も正常でいられるのでしょうか。すでに怪物に片足を突っ込んでいるのではないか、と考えてしまうのは野暮なことでしょうか。
スピエルドルフという魔人族が暮らす国からやってきた女王様は、なんとロイドくんの婚約者。 昔なじみと一緒に、失われた一年間の中からやってきた彼女が語るのは――
「本当は思春期は、何もかも打ち壊す破壊の時期なんだ。蝶の完全変態みたいにさ」と古都は言う。 青い蝶をめぐる破壊的な青春をわたしは過ごした。突き錐の奴隷契約を交わした古都と。
400文字以内のショートショート落語臭「短々落語」の落語集。紫紺亭弁当が贈る、創作落語、全70編を収録。爆笑は期待できないが、じんわりとくる面白味が詰まった、短編落語集。
日奈子の父、誠司との死別がきっかけで見つかった、緑との手紙のやり取りで展開していく本作品。今まで日奈子が知らなかった誠司の青春や物語が明らかになっていき、手紙を通して誠司の新たな一面を見つめる、心温まるヒューマンドラマです。 新しい山岳ロマンスの世界に誘います。