美術館の夜間警備員アデル。彼のもとに現れた泥棒が盗んだものは館が厳重に管理している歴史ある宝石『オルロフ・ダイアモンド』。それを盗んだ泥棒は「持ち主に返さないと」と言うが……?
地球から遥か遠く離れた場所に存在する、地球によく似た惑星『ギュプラー』。その星で暮らすのは地球人と全く変わらないマイラとエミリ。ギュプラーに降り立った宇宙飛行士・紀香は研究の一環としてギュプラーのテクノロジーに興味を示し、マイラとエミリは紀香から教えてもらった地球にある日本という国の伝承話に興味を示す。
「潮の降る町」の序章部分として書いたパートですが、全体の再編成に伴いカットすることになったため、このまま独立した作品として残します。また手を入れる可能性もあります。
自動販売機に話しかけたことはありますか? 彼らは言葉を発しません。ただそこにじっと佇んで、ぶいんと唸るだけ。 そうやって紳士的に悩みを聞いたり、弱音を受け止めるのが自動販売機なのです。 人生に迷ったら、自動販売機に打ち明けてみてください。
デートから戻っていつも通りに袋叩きにされるロイドを待っていたのはカーミラ。彼女からロイドの身体についてとんでもない事実が語られる。 そして選挙の立候補者たちが動き出す中、ロイドたち『ビックリ箱騎士団』と現副会長ヴェロニカとの模擬戦が始まり――
その学校の卒業生は優秀な者が揃っている。1名の秀才と99名の優秀な者。 それがこの学校の伝統とでも言うのか、設立以来続いている状況だ。 調べていた記者が消えた。 何かが行われているのは間違いない。 学校では何が行われているのか、小学校から高校卒業までの11年間。全寮制の男子校。そして、長期休みでも誰ひとりとして学校の寮から出て帰省しようとしない。 この学校は、存在が不気味で、どこかおかしい。おかしいことしかわからない学校なのだ。 生徒を、優秀な者に変える工場のような物なのか?
人間を愛することすら許されない感情「絶望」をカウンセリングし、再び人間の絶望として歩めるように治療を試みる精神科医との対話。会話文のみ。
交流祭において「ラッキースケベ」状態となったロイド! それを利用して様々な猛攻をしかける『ビックリ箱騎士団』の女の子たちを前に、ついにロイドの理性が限界を超える! 時を同じくしてフェルブランド王国にせまる反政府組織オズマンドの影! 激しい恋愛戦と国の存亡をかけた戦いが始まる! 一段階上のロイドたちのラブコメと、騎士と強力凶悪な敵たちとの戦いの物語……です。 ※「章」ごとにバラバラにあげていたお話しを「第○話」でまとめたモノです。
フェルブランド王国が誇る精鋭たちとオズマンドの序列上位メンバーとの戦いがそれぞれに決着を迎える。 だが勝敗がついたその時、それぞれの場所で奇妙な事が起きて―― 一方、ラコフとの決着をつけるため、ユーリの策によって目覚めた強力な魔法に加えてカラードの『ブレイブアップ」が発動する。 いよいよ最後の攻防となった時、エリルの頭にはカラードの言葉がよぎる―― 「最悪おれたちは、あの男を「殺す」ことになるだろう。」
「ワナリーの仲間達」の続編として、四年前に書いたミステリーファンタジーです。観光列車で起こった殺人事件は、百年前の隠された宝物、金塊をめぐる大国や植民地の国同士の陰謀が絡む人の欲望の資源争いが基である。この土地の歴史も関わる。成長した仲間達のメンバーが、ブランコで揺れていた怪文書から推理して、事件解決に故郷のカフェの仲間達、刑事と推理していく。最後は、伝説の中の原住民が崇拝している虹蛇ブダ.ジと、空の水の神、巨大龍が戦うように見えて、ファンタジーを描いてしまう未来には協力して山火事を消しているように感じる。世界は廻っているという世界観を大切にする原住民と絆があった虹蛇は、動物の代表としても友達になれない今の人間を嘆き悲しみ、罪の身代わりとなって、その生贄となり、イースターの日に炎の中に身を投げようとしている。