里に住む十四歳の少女イズリは、ある初夏の宵に幼なじみのポトと散歩をしていた。ある時、ポトは森が自分を呼ぶ声を聞きき、川を渡って里の外に出てしまう。それを追いかけたイズリも一緒に森の中に入り、迷い込んでしまう。
彼女を知ることは、魂を識ること