草片文庫(くさびらぶんこ)

草片文庫(くさびらぶんこ)

幻視小説(幻想、怪奇、不思議、SF 滑稽、童話)(原則として金曜日に掲載します)

幻視小説 紹介
 本が好きです。幻視小説、幻想小説でも幻覚小説でもいいのですが、宇宙の果てまで広がる、不思議なまだ経験したことのない感覚を、脳の中に満たしてくれる話を読むのが好きです。そのような世界を閉じ込めた本を手に取るのがもっと好きです。作者と装幀者により作られた、幻視小説の宇宙を閉じ込めた本は、読まずとも見ているだけで本の中の宇宙の香りさえ感じます。
 夢を見ることはほとんどありません。そのせいでしょうか、目があいているとき、目の前にあるものが見えなくなり、物語が浮かびあがることがあります。それをポメラにむかって書き始めてしまいます。できあがった話がたまっていきます。自分で装丁した本に仕立て上げる、こうしてできた幻視小説の本も増え続けています。
 その話は星空文庫にしまってあります。書庫を開いてくださる人がいたら不思議です。そういう人はきっと自分の仲間でしょう。幻視力で動いている人間です。草片文庫

 2024年は指小説と張り切りましたが、2025年からはあわてず騒がず書けるものを書いていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。 草片文庫

書いたものを一粒書房(ttps//www.ichiryusha.com)より自費出版しています。上製本(A5) 
(興味のある方さしあげます。下記の本のブログのコメント欄より連絡ください)

黒い猫  :黒猫幻想短編集  225P、2015年  
雪女   :雪女幻想短編集  222P、2015年
茗荷の舌 :子狸不思議物語  236P、2016年  
お化け草 :浦島草幻想短編集 251P、2018年
草迷夢  :幻想短編私小説、 280P、2018年  
金箔虫  :金箔幻想短編集  279P、2019年
赤い猫  :赤猫幻想短編集  279P、2019年  
透人譚  :透明人間短編集  276P、2020年
桃の皮  :異常幻想短編集  249P、2022年

本のブログ「針鼠の本棚」 http://blog.livedoor.jp/hedgehog0808/
漫画イラストブログ「アホラ サロン」 http://hedgehog0808-ahora.blog.jp/
茸小説も星空文庫に掲載しています。https://slib.net/a/23111/

足はどこにいった

足はどこにいった

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • ホラー
  • 青年向け
  • CC BY-NC-ND
柿ー幻想私小説最終章

柿ー幻想私小説最終章

吾はとうとう家の柿の木にたどりついて、実の中に閉じ込められた。その柿の実がもがれ、どうも干し柿にされそうだ。吾の運命やいかに。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
蒟蒻(こんにゃく)-幻想私小説12

蒟蒻(こんにゃく)-幻想私小説12

吾は昔住んでいた家の近くで、屋台のおでん屋でこんにゃくを食べていた。モンサンミッシェルで採れたコンニャクイモからつくったそうだ。隣に座ったのは昔飼っていた猫だった。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
桃ー幻想私小説11

桃ー幻想私小説11

吾は桃色のタツノオトシゴと桃畑を歩いている。不老不死になる桃のなる木に出会う。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
光苔-幻想私小説10

光苔-幻想私小説10

吾は吾と同じ大きさのタマミジンコたちと一緒に温泉にはいった。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
山牛蒡(やまごぼう)-幻想私小説9

山牛蒡(やまごぼう)-幻想私小説9

金色のカメムシにのって、養老の滝にいく。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
冬虫夏草-幻想私小説8

冬虫夏草-幻想私小説8

海辺で暮らす吾家の庭には冬虫夏草が生える。近くの老人が珍しい限定本を持って、冬虫夏草をとらせてくれと言ってくる。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
無花果-幻想私小説7

無花果-幻想私小説7

禁断の果実は無花果だった。カエルとナメクジと蛇が守る無花果の木、そこは妖精たちの生まれる世界。その世界に足を踏み入れた吾。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
雀瓜 幻想私小説6

雀瓜 幻想私小説6

酒を飲んでいると、女やもりと男いもりが天井から落ちてきた。女やもりの亭主は、カマキリに惚れて家をでて、隣に住んでいるという。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
霜柱-幻想私小説5

霜柱-幻想私小説5

人面栗鼠の好物は霜柱(植物)の作る氷だった。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • Copyrighted