遥か彼方の誰かさんへ思いが届きますように、言葉を紡いでいます。
ジャンルに拘らず、心の赴くまま気が向くまま、顔の見えない誰かさんへ届けばいいなと思いながら物語を編んでいます。良かったら一度読んでみてください。
野球少年だった主人公中田歩は、ふとしたことから自分が進むべき道を悩み始める。 先が見えない未来。 答えを迫られ惰性で言ってしまった夢。意地を通すための上京。そして再会。 人は言う。溢れる才能と美貌を生かせと。 しかしそれは歩にとって、虚しさでしか過ぎなかった。 繰り返される自問自答。 そんな矢先、歩は一人の女性と出会い、やっと抱きつづけていた難問の答えを見出すのだった。
変わり者の両親を持つ明日歩の悩みは絶えない。しかし、それは在りし日のぜいたくな悩みだと知ったのは、高校生になって間もない頃。移り変わって行く環境に、慎ましくも果敢に立ち向かっていく明日歩の成長物語です。
不埒な毎日。嫌気がさすことばかりの連続。フッとした日常の中で見つけた幸せ。それは凍てつく心をも溶かしてしまう、陽だまりのようなあなたの笑顔だった。
無邪気でいられた頃、水たまりを飛び越えるのさえ冒険の一つだった、大人になった私は、恐れを知り、飛び越せない小さな水たまりに思い悩む。今欲しいのは一握りに勇気と、あなたの優しさ。