「昨日少し違ったことがあると、今日は少し違うんだ」
三村は眠くなった。起きてしばらくなるが、まだ昼寝の時間ではない。
「ここから見えるのですかな」妖怪博士が煙草屋の主人に聞く。
木下は引っ越した友人宅を訪ねた。遠くはなく、以前とそれほど離れていない。
「暖かくなってくるといいねえ、人が表に出て来る」
盛岡は急に眠気がした。パソコンに向かい、仕事をしていたのだが、我慢出来なくなった。
町の拠点となっている喫茶店がある。
また、何もない状態が続いた。と、木村は呟いた。
朝、高村が出かけようとすると自転車がパンクしていた。
五月晴れ。 坂上はどうも、この季節が気に入らない。気分と合っていないのだ。