もう、覚悟を決めた。口を開いて、万が一にも聞き漏らされることがないように、はっきりと発音した。あなたのことが、やっぱり好きです。
将来の夢が「教師」ではなくなった僕は、自分の夢を誰にも告げられないのは嫌だな、と友人の前で漏らした。
一生懸命に話す傍らの女性を愛おしく感じながら、君の笑顔が何度も脳裏に過ぎった。ひょっとしたら悪趣味なのではなくて一途なだけかもしれない、そんな気づきには蓋をするに限る。