過去に深い傷を負った少女、進藤美結。 彼女は今、恋に自暴自棄になっている。 ただひたすら“愛”を求め、心は空(から)のまま身体を繋ごうとする。 しかし、脳裏をかすめるのは、初恋の相手、リュウ。 彼もまた、過去に深い傷を負っていた。 過去に縛られ、先に進むことができない2人。 交錯する2人の想い、 気付いていない真実(ほんとう)の気持ち。 不器用な2人によって繰り広げられる、愛の物語。
魔法世界において人は6つのタイプに分類される。 攻撃のアタッカー、防御のディフェンダー、補助のエイダ―、治癒のキュアー、魔法を拒んだ拒否者。そして…。 友達のために強くなっていく二人の天才少年のお話。【完結済】
ーあなたにとって、「純粋な愛」とはなんですか?ー先生に恋した高校2年生のユリノは毎日先生を追いかける日々。先生と喋ることが幸せだった、そんな彼女に様々な問題が降り注ぐ…。
19世紀フランスを舞台に描かれる、4人の少年少女たちの数奇な運命。待ち受ける困難に彼らはどう立ち向かっていくのか。児童小説風冒険活劇。【連載中】
友人に宛てたもの・・・かもしれない。ファンタジーだけど、異常な世界。理を外れた人間の守る世界。何がしたいのかもきっと分からない、ファンタジー。 未完です
超国家間の最終核戦争後の荒廃とした世界、そこに全てを失った人間が一人。男の名は柊彰(ひいらぎあきら)、二つ名を"スカーフェイス" 彼の前には裂け目が一つ。ーーそれは戦乱の異世界へと繋がるワープゾーン。異世界で手にした力と外人部隊で培った経験をフルに活かし仲間と共に突き進め。目指すは伝記上でしか語られたことがない魔道装置。全てを救え、全てを取り戻せ、たとえ何もかも失ったとしても明日という希望は残っている。立ち塞がる敵はその手で、その銃で殲滅しろ、何人たりともその男を止めることは出来ない。 ーー異世界トリップ現代兵器大活躍物語、ここに誕生!!
心が読める超能力少年、通称「少年サトリ」が傷ついた人々の心を嘆き、その原因たる社会を変えるべくレジスタンスを結成し、社会に馴染めない程個性的な仲間と共に社会を変えていこうとするお話。 彼らは世界をどのように変えていくのか……はたして、その試みは成功するのか……。 ――その行動が、どのような世界が顔を見せ、立ちはだかるのか。
山に囲まれた街。この地の若者たちは都会に憧れ街を離れていき、過疎化が進んでいる。ただ進んでいるだけで深刻化はしていない。 街の北東部に位置する唯一の高等学校《中央高校》。全校生徒約360人ほどの普通科の学校だ。山々に囲まれているため地方からやってくる生徒はほとんどいなかった。しかし元々この高校は、30年前は全校生徒約1200人いた。地方からもたくさんの生徒がきていた。これはこの街がどれだけ栄えていたかは安易に想像できるだろう。そしてどれだけ落ちぶれたかも。いや、落ちぶれたというよりかは平野部が栄えていったのが原因かもしれない。 そんな高校にある時、この街を愛する者達がつくった部活がある。その名も《地元復興部》と言い、この街を盛り上げようとする部活である。 街の人々はその部を期待と親しみを込めて《じもふ》と呼んだ。
絶望を食らう残忍なインプが、気の良いトロルに捕まえられて、リンゴの木の上に囚われる。 丘のてっぺんに立つリンゴの木の上で、動けなくなったインプが見つめるのは、妖精でありながら人間を守ろうとする、妖精なのに人間を愛する、心優しいトロルの姿。 トロルと人間たちが少しずつ歩み寄る姿を瞳に映して、インプは何を思うのだろうか。 そしてある時、決して誰も望まなかった変化が、彼らを襲うことになる。
名前が臭・・・どうしようもないくらいかわいそうな名前の主人公の愛と勇気あふれないグダグダな日常の数々だーーーー。 時間が余ってる人に読んでもらいたいくらい浪費できるスペシャルストーリーです。
二つ巴の台風が福島第一原子力発電所を襲った。四号機の使用済み燃料プールは電源を喪失し、建物の不動沈下で亀裂が入った。核燃料は再臨界を起こし近くにある福島第二をまきぞえにした。その被害は女川と柏崎刈羽に飛び火し、関東以北の日本は巨大な致死性のフォールアウト(死の灰)に汚染された。範囲内のすべての施設が機能を停止し被害は東通原発から六ヶ所村再処理工場に達した。再処理工場の事故は原発と比べても桁外れだった。それは北半球全体を死の世界にした。汚染は徐々に南半球に及んだ。