信頼を勝ち取ったマキタたちのもとに、遂に開放機構からの、作戦への全面協力決定の報せが届く。 深まっていく交流の中、エレナがマキタのことを、〈あの男〉の息子であると気づいていたとコイケは知ることとなる。 そして、傭われ軍団の作戦遂行のための囮になるために、出撃していく開放機構の兵士たち。 だが、作戦が始まる寸前に、開放機構基地に政府軍と保安省の強襲部隊が入り込んでくる。 その侵入を許したのは、基地内部からの手引であり、思いもよらなかった裏切りだった。 マキタの、コイケの怒りが爆発する。そして遂にセカンドフェイス・オスカーがその力を見せつける時が来た。
マコは昔より強くなった。彼女は自分がどう生きるべきなのか決めたのだ。だからひとりぼっちでも決して落ち込むことはなかった。でも、やっぱり彼女は愛がほしかったのだ。求めることと、求められること。どちらもヒトリボッチではできないこと、、、。星をめぐる物語3/3
〈赤い星〉マコは自分が何者なのか、何のために生きているのかわからなかった。自分の好きな赤いスカートをなびかせるためには、風を巻き起こす必要があった。でも、その風は星の住民もろとも町を吹き飛ばしてしまうのだ。「私は生きていていいのかしら?」マコはいつも疑問なのだった。星をめぐる3つの物語。1/3
スペースボール、スペースボール、飛ーんだ。子供たちの歌遊びが示唆しているのは、宇宙探査機サトシとサトルの行く末、、。いや、地球の行く末。宇宙空間で起こった小さな爆発。大きな破滅。
世田谷のマンションで銀座のホステスの自殺体が発見された。発見者はあのクラブ「KAGEROU」の静香。捜査にあたるのは警視庁捜査一課、通称ダイハチの神宮匠刑事。ふたりの知恵と知恵の闘いを二階堂真樹乃刑事の目を通して描くミステリー作品。この作品を読んだあとは「毒蛇御膳」を読むことをお勧めします。
「金剛心法」というのは、闘いの最中、相手の行動をコントロールする技である。俺と、親友で「心法」の達人・御門将介は、「渋谷のクィーン」と名乗る美少女と出会う。やがて俺たちは渋谷の覇権を競うヤクザ組織の抗争と、女子高生失踪事件に巻き込まれていくのだ。これは俺と「渋谷のクィーン」あるいは「センター街の魔女」と、呼ばれた少女の話である。
――僕は約束を守る、どんな手を使っても。 小説家である「僕」は、少年時代を大きな戦争の中で送った。 かつての仲間との約束、「この戦争を生き残った者が、“メメント・モリ”と呼ばれた僕らの英雄譚を書こう」という使命を果たすため、「僕」は戦争終結から十年経った今、行動を起こす。
ゴブリンが現われたとき。村人は冒険者や代官には頼らずそれぞれの技や知恵で戦うことにした。オリジナルTRPG retar リプレイ小説。 イラスト:影守俊也(Forbidden Resort)