無敵の拳法・「金剛心法」 次の相手は見えない暗殺者、「ブラディ・シャドウ」であった。 香港マフィアを牛耳る和合社の王会長を守るため、ギャンブルの街・マカオに現れた御門将介と漢虎。 見えない相手に将介は如何に心法を仕掛けるか。 御門将介シリーズ「マカオ編」。
無敵と思われた「金剛心法」の弱点は言葉にあった。 混乱の都・香港に現れた御門将介は、知り合った愛華、嘉成と共に日本人拉致事件に巻き込まれる。そこで出会ったのは拳法の達人・漢虎だった。言葉の通じない香港人相手に将介はどう闘うのか? 金剛心法VSカンフーの壮絶な闘いの幕が開いた。
試着室での話。ある太った男が身体を液体に変わる様子を書きました。サイズの合わない服、つまりは自分の身体に対してやたらと小さい服を着たことはありますか? 僕はあります。
都内のアパートでルームシェアリングする男女4人。 12歳ハル、17歳直美、32歳由稀、34歳ノボル 日常と非日常、現実と非現実の境、 そんな曖昧な空間の中で起こる出来事…。
コロナウイルス感染再拡大真っ只中で二回目の裏全裸美人コンテストが企画された。 SM小説家如月鬼堂の経営するファッション喫茶で行なう。 そんな矢先銀行爆破強奪事件が勃発した。連続拉致強姦事件の防護服六人組が犯行グループの一翼を担っていた。 関東帝国銀行さいたま支店に閉店後に親友したグループ。男性行員は射殺され女性行員は全裸にされた。 四人を残して全員射殺されガソリンで焼かれた。その直後に銀行は発破で建物ごと倒壊した。 現金と一緒に連れ出された四人の女子行員には凄惨なSM拷問が行なわれた。全裸でゴムボートに乗せられ開放された。 それでも犯人グループを検挙する手掛かりには至らなかった。 如月鬼堂はインターネットアダルト放送のニュス番組コメンテーターも勤める。事件の見解を述べながら雀の涙の協力金で営業自粛に怒りを表明する。
如月鬼堂は五十代半ばのSM小説家である。 SM小説を書く他その小説をAV化したものを監修している。出版社の依頼原稿以外に自らも小説を販売している。電子書籍以外に印刷して販売も行う。 風俗営業の許可も取りファッション喫茶も経営する。 SMクラブと提携してクラブの宣伝ルポの取材も行う。逆にSM嬢を自らの風俗のショーに呼んだり、AVに斡旋したり、自ら運営するSM愛好家サークルのイベントにも呼ぶ。 こんな如月鬼堂に思わぬ喜びが舞い込んだ。極上美人でスタイルの良いM女が儀姉妹と名乗って近付いて来た。 珠洲と瀬里菜の二人は如月鬼堂のSM小説を愛読していた。それで知り合ったのである。二人同時に一夜で躰を繋ぎ養女として自分の家に迎えた。 SM愛好家サークルのイベントでは極上の美人が如月鬼堂の取材プレイで見つかり会員陶酔のSMパーティが行われた。