(前作の孤島生活のスピンオフ作品です。 登場する人物は基本的に同じです) 主人公の太盛(せまる)はしつこい妻のエリカに嫌気がさし、 使用人であり、愛人のユーリとモンゴルへ逃亡してしまう。 そんな父を追い、愛娘のマリンが蒙古国へやってくる 一歩都市から離れると無限の大地が広がる 暴風。乾燥した空気。寒暖の差の激しさは さすが大陸国家である かつてチンギスカンの軍勢が駆けた大地での 生活は、彼らにはあまりにも過酷だった 太盛の携帯にエリカからの執拗な着信 彼女が放った刺客の襲撃 それらをやり過ごし、逃亡生活を 続ける彼らに追い打ちをかけるように、 どういうわけか弾道ミサイルが降ってくる 誰がどのような目的でミサイルを 放ったのか。謎である。今回の小説はすなわち、 逃亡系弾道ミサイル・ラブコメなのだ!!
とある会社の上司の向田とその部下の寧々島、その二人の何気ないはずの日常が、あることをきっかけで変調する。 これはきっと会社勤めされた人ならば、もしかすると現実にあった出来事かもしれない。 どこにでもある日常の中にこそ、人の『きょうき』はある、そう思いませんか?
渋谷抗争の数日後、南青山のマンションでクラブバーのホステスが絞殺された。たまたまその現場に居合わせた花柳慧一は、部屋を訪れた警視庁捜査一課の刑事・神宮匠と鉢合わせる事になる。殺人事件の容疑者となった慧一は、神宮刑事とともに事件の真相を追っていく。一方、公安の秘密捜査官・御門龍介は新型覚せい剤・ロボの行方を追って東西ヤクザ戦争と外国人裏社会の抗争に巻き込まれていく。金剛心法、御門龍介シリーズの第2弾。
”黒歴史”というワードがあるように、人には言いたくない・言いずらい過去がありそれを引きずる方も数多。これは、そんな過去と戦いながら前向きに生きる1人の男性の物語。人によっては、考えさせられるかもしれません。
道中地獄行き #4 「どうしようもない二人の夏休みの思い出」 *暴力表現・性表現を含みます。 小学2年生、夏休み。穏やかな野球少年「望」は幼馴染「美玲」が性的暴行を加えられていたところを身を挺して助けた。しかし、その事件をきっかけに二人の人生は大きく狂い始める。そして、高校1年生、夏休み。美玲は殺してしまった恋人の死体処理を望に依頼する。
道中地獄行き #3 「つまらない二人の不幸自慢」 *暴力表現・性表現を含みます。 元いじめられっ子の青年・昭仁は、ひょんなことから少し影がある女子高生・イチゴと付き合い始める。医大に合格したは良いが、やる気が持てず、ふらついていた日々は彼女によって破られることになった。