夏の公園での一幕。 本編とは関係ないですが、もう一度学生時代に戻りたいかと言うと、戻ってみたいなあと思います。 でも今の状況が消えるのであれば、やっぱり嫌だなあとも思います。
第55回 北日本文学賞一次選考落選作。原稿用紙30枚。昨年も一昨年も題材を書ききれず、消化不良で終わってしまった反省を踏まえ、ストーリーをシンプルにして、その分を舞台となる街の『移ろい』に託して、ストーリーを下支えしようとしたのですが……。
その犬は鳴かなかった。声を失っているのではない。ただ、なく機会を伺っているのだ。母親の虐待がもとで、恐怖のために声を失ってしまった赤ん坊。彼らはいつも寄り添うようにぴったりと体をくっ付けて眠る。声を出さなくても、彼らはいつも心の中で会話している。やさしい気持ちになれる超短編。
シリーズ第六弾。https://slib.net/100529の関連作品のつもりですが、別にこれだけ読んでいただいてもかまいません。ツイッターで一秒おきに「タヒね」ってつぶやく先輩の話です。