夏の終わりにぴったりな少年と少女の物語です。(2019.08.31)
《星条を見たことあるか》それが、一番重要な、螺旋階段《らせんかいだん》
知識はどんなエクスタシーをくれる?
実の父に身体を売る姉と、実の母に「バケモノ」と呼ばれ監禁される弟。私たち家族は、壊れていた。――よるはひとりでいなきゃいけないの。かみさまがくるから。
国立大学の医学研究所に一通の申立書が届いた。それは産婦人科村上研究室にて人道から外れた実験をしているという密告書だった。――村上室長は天使を創ろうとしている。村上室長を止められるのは私しか、裁けるのは私しかいない。私は村上室長のことを愛しているから……。