俺は、鈴広一平! 家は東京浅草でガラス風鈴を作る職人家業を営んでいる。 屋号はそのまま「鈴広屋」。かまぼこで有名な店とは全く関係ないぜっ! 江戸時代から続く鈴広屋は、俺のじっちゃん・親父も職人で、俺はその七代目。 ガキの頃、呪いの風鈴ってのをぶっ壊してから、何となく俺の人生はジリ貧状態。 大怪我するわ、痴漢に遭うわ、ホモだと言い振らされるわ……。 人生の要所でやってくる風鈴の不幸! 今では、住み込み職人の熊さんと幸四郎さんに助けられながら、何とかやっているけどよ。 この調子で、立派な七代目になれんのか? オレ、大丈夫か!? ※本作はゲイ小説です
警視庁に異動が決まった園田は、その準備期間として一カ月の休暇を取っていた。 大人しく異動命令に従うか、辞職するか・・・ 決断に迷っていたある日、裏の雑木林で射撃練習を行っていた園田の前に、あの憎むべきローブの怪人が現われる。 怒りにまかせて怪人を追いかける園田だったが、葛藤から園田は射撃の腕が落ちて・・・ 心の葛藤を落とし穴に、園田を襲うさらなる悲劇とは何か? 園田康雄編最終章!
職業、手話漫談家、パントマイマー、脚本家、秋吉ザンパノ青春の記録。 国立大学付属聴覚特別支援学校に通うワタルは、親友で“若冲の再来”と呼ばれるトモヒロの個展でボブ髪が可愛いリンに恋をした。障害が壁になると思いながら話しかけるとリンは優しく言った。 「その赤と黄色の補聴器オシャレね」。 その日から交流が始まった。毎日、言葉の壁がないメールで饒舌に語った。皮肉にも恋した相手は音大付属高校に通っていた。映画研究会に所属しているワタルは、脚本コンクールに二度落ちたことで進路に悩んでいた。そんな時、リンと初めてお茶をする――。
ウミウシ擬人化コメディー創作。Pixivの方にも投稿しています。 キャラクター設定などはこちらを見ていただければと思います。⇒ https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=64232009