中3の晶は、隣家に住む美和と親しくなった。その1年後、中3になった美和は、地域で最も難しい中高一貫校の生徒でありながら高校受験したいと言い出した。
それぞれの人の心には、 小さな年月天が住んでいる。 幸せを望み、純粋を求め、自由を渇望し、心配事のない世界を願う。 祈りの心は宇宙のように広く、思考は星河のように流れる。 ある年のある月のある日に生まれた年月天は、この時代の人々が信じる様々な神々を崇拝する。それは「八百萬の神々」と呼ばれるものだ。 そして、主人公の年月天は、本來は平凡な存在であるはずだった。しかし、彼は6歳の時に母親が亡くなり、彼女の能力を意外にも受け継いだ。それは十二月天の守護精霊とコミュニケーションを取ることができる能力だった。
冬の夜空に輝く夢幻の星々。 消滅した恒星から放たれた光は、湾曲した時空を経て僕にその存在を証明している。 死から生まれた輝き、目的のない旅、いつか終わりが訪れるのだろうか。 誰もが暗幕の星々の美しさに魅了される。 果てしない旅、ここにたどり着くまでに何億光年の間、闇を照らし続けて来たのだろう。 人は明日を思い夢を語るが、過去だけが存在する。 今に留まることさえ出来ない。 僕の夢はすでに過ぎ去り、残された時間はさほどの意味も持たず過去へ書き変わって行く。 未来を刻む時計は、終焉へむかっている。 もっと早く気づくべきだった。 忘れられない時、叶えたかった夢。
†Cry/シリーズ・零R③† 人間は雑種の化け物より弱く、雑種は純血の化け物に疎まれ、純血は人間に関わることに制約のある「宝界」。人間の国と化け物の国で静かな争いが続く中で、人間の王女達と共に戦うことを決めたヒト殺しの少年は、「気ままな死の天使」と共に惨い運命に巻き込まれる。 image song:五月の魔法 by Kalafina