寒い地方に赴任した。家にやってきた猫を飼ってやるが、寒い雪の降る日に裏山にでかける。どこに行くのかとついていくと、ポカポカと温かい場所があった。
▼あらすじ 現代日本、学生である「ぼく」は、かつて祖父から友人の形見だという日記群を譲り受けていた。ふと、今まで触りもしなかったこのノートを紐解いてみると、そこには現実かどうかも怪しい、しかし確かな実感を伴って描かれる、不思議な怪奇の世界が広がっていた。 ────あるところ、書き物をする男があった。彼の身近には「山犬」と呼ばれるひとりの少年が影のようについていたが、紙色の肌に墨色の髪のこの子ども、陰影の煙の如き本性を隠し、身を屍肉で作ろうばかりの、人にはあらぬ化生であった。その周囲に起こる、不思議に事欠かない出来事を、男は静かに記録していた。 不出の怪記録、ここに開かれる。 2023-07-13 改稿 2018-12-28 改稿
『ハリー・ポッターと賢者の石』にオリキャラを二人加えた二次小説です! シリウスの奥さん&ブラック夫妻の娘
シトリはいい歳になっても夫も持たず、一人、自身の生まれた里で暮らしていた。しかし、シトリの住む里は、間も無く国府の軍勢によって攻め滅ぼされるはずだった。シトリは、訪れるかもしれない死を前に、孤独と寂しさに苛まれていた。 ジェンダーのような語りにくいものこそ、ファンタジーにしてみれば、描きやすくなるのではないかと考え、書き始めた作品です。
「ナナちゃんにとりついた悪魔を、オレは祓いに来たんだよ」 「アナタは幻想に支配された病人です。病院に行くことをお勧めします」 マッドサイエンティストな天才ミストレスから造られた杉浦ソラは、ミストレスの病弱な娘ナナのため、医療ソフトを搭載されたロボット召使です。ある日ソラの下に不思議な黒い羽の「死神」が降り立ち、ソラと死神の奇怪な対決が始まります。