日本人と自分の宗教を比較対照に表したニコラス。受け入れてもらえるはずがないと絶望感のまっただなか千尋に信頼されながらもう一度肌を脱ぐ。
江戸時代に江戸の色町、音羽町の長屋に住んでいる、半次郎という骨接ぎの話。 ひょんなことから夜鷹の母子を助けることになった半次郎だったが、ある藩の跡継ぎ問題に巻き込まれてゆく。
「人は何を思い、生きていくのか。私はそれが知りたい・・・・」 願いを叶えるお店に女主人、優華と一人娘、素隠が暮らしていた。 いろいろな人と摩訶不思議な事件にかかわっていく二人はこの世とあの世の狭間で不思議な力を駆使して解決していく。 人離れした美貌をもつ優華に振り回されながらも日々を楽しく過ごす素隠は一人、暗い影をもつ。 人と触れ、成長するちょっと切ない物語。
十年近い歳月を過ごした東京を引き払って実家に戻ることを決意したわたしは、ふと、友人に会いにいくことを思いつく。 いつの間にか失ってしまった希望。淡い恋の記憶。過ぎ去ってしまったいくつもの季節。そしてこれからのこと。
大和共和国が、誰も知られないで南鳥島の南東に作られた。日本に協力を呼びかけるが、世界中の国が脅威を感じ圧力をかけていく。日本がどのように共和国に接するか、共和国がどのように世界と対応していくかをかつての安保闘争を戦った人たちが国作りを手掛けていく物語である。
大学を卒業してから小さな植栽関係の会社で働いているわたしは、過ぎていく毎日に、寂しさのような、物足りなさなのようなものを感じている。ある日、わたしがいつものように植物の世話をしていると、会社の先輩が彼女に声をかけてくる。そしてふとした会話の流れから、その先輩の口から、花にまつわる、ある少し哀しい過去が語れることになる。その先輩の話す少し哀しい花のエピソードに耳を傾けているうちに、わたしもふと過去の花にまつわる記憶を思い出す。ふたつの花の記憶は次第に重なりあってわたしの心のなかで静かな変化が起っていく・・。
鎌倉から室町時代にかけたちょっと古いお話。 現代風のタッチで描き、コメディー好きの著者が描く物語。 妖(アヤカシ)である「管狐」が登場するお話です。
『俺と姉の非日常(http://slib.net/276)』の後日談となる話です。人間でもなければ、悪魔でも天使でもない少年――鬼林天人と、その姉であり、悪魔と契約を交わし命を落としかけた少女――鬼林心亜、に襲い掛かる絶体絶命最悪の事件とは……。日常が非日常に変わる瞬間、姉弟は何を思う?